レポートタイプとは何か
レポートを新規作成するとき、最初に「レポートタイプ」を選択します。これはレポートの「土台」であり、どのオブジェクトの情報を取得するかを決定するものです。
レポートタイプは、主オブジェクトと関連オブジェクトの組み合わせで構成されます。例えば「商談(主)+商談フェーズ履歴(関連)」というレポートタイプを使えば、商談がどのフェーズをいつ経由したかを1つのレポートで確認できます。
例:商談
例:取引先
例:商談フェーズ履歴
標準レポートタイプとカスタムレポートタイプの違い
| 標準レポートタイプ | カスタムレポートタイプ | |
|---|---|---|
| 作成者 | Salesforceが事前に用意 | 管理者が設定画面から作成 |
| 項目の追加 | できない(変更不可) | カスタム項目・数式項目も追加できる |
| オブジェクトの組み合わせ | 決まった組み合わせのみ | 任意のオブジェクトを関連付けられる |
| 使い分け | 基本的なレポートに使う | 標準では取れない集計・組み合わせに使う |
カスタムレポートタイプが必要になる場面
-
カスタム項目をレポートに含めたい 標準レポートタイプにはカスタム項目が含まれない場合がある。カスタムレポートタイプなら追加できる
-
複数オブジェクトをまたいで集計したい 「商談+取引先責任者+活動」を1つのレポートで見たい場合など、標準では対応できない組み合わせに使う
-
「関連レコードがないものだけ」を抽出したい 「活動が紐付いていない商談」など、関連レコードの有無で絞り込むレポートはカスタムタイプが必要になる
-
レポートのデフォルト列を整理したい カスタムレポートタイプでは初期表示する列を事前に設定できる。部門ごとに最適化されたテンプレートを用意できる
カスタムレポートタイプの作成手順
-
設定 →「レポートタイプ」→「新規カスタムレポートタイプ」 歯車アイコン →「設定」→ クイック検索で「レポートタイプ」→「新規カスタムレポートタイプ」をクリックする
-
主オブジェクトを選択してレポートタイプ名を入力する 主オブジェクト(例:商談)を選択し、名前・説明・カテゴリーを入力する。「リリース状況」は「リリース済み」にすると他のユーザーが利用できる
-
関連オブジェクトを追加する(任意) 「次のステップ:オブジェクト間の関係を定義」で関連オブジェクトを追加できる。「必須あり」か「あってもなくても」かを選択する
-
レポートレイアウトで表示する項目を設定する 「レポートレイアウトの編集」でレポートに表示したい項目をドラッグして追加する。ここで設定した項目がレポート作成時のデフォルト列になる
-
保存してレポートで動作を確認する 「新規レポート」から作成したカスタムレポートタイプを選択し、想定した項目・データが表示されるか確認する
「必須あり」と「あってもなくても」の違いに注意
関連オブジェクトの設定で「関連レコードが必須あり」にすると、関連レコードが存在する主レコードのみが抽出されます。「活動が1件でも紐付いている商談のみを集計したい」場合は「必須あり」、「活動の有無にかかわらずすべての商談を表示したい」場合は「あってもなくても」を選択します。ここを誤ると件数が想定と合わなくなるので注意が必要です。
カスタムレポートタイプを削除すると、そのタイプを使って作成されたレポートもすべて削除されます。変更・修正は「編集」から行い、不要なタイプを整理する際は削除前にどのレポートが使用しているかを必ず確認してください。