クォータと予測機能の仕組み

Salesforceの予実管理は、大きく2つの要素で構成されます。

目標(クォータ)
500万
今月の売上目標
受注済み(実績)
320万
クローズ済み商談の合計
パイプライン
230万
進行中商談の見込み合計
目標達成率 64%(320万 / 500万)

クォータを設定すると、「予測」機能でリアルタイムの達成率・残りパイプラインを確認できます。これにより、「今月受注があと何件必要か」が数字として見えるようになります。

クォータを設定する2つの方法

小規模チーム向け(推奨)
予測画面から直接入力
「予測」タブを開き、担当者ごとの月別クォータを直接入力する。数名のチームなら最も手軽な方法
大人数・一括更新向け
CSVインポートで一括設定
担当者×月のクォータをCSVで作成し、データインポートウィザードで一括登録する。年度初めに全員分をまとめて設定するときに便利

クォータを使うための事前設定

クォータ機能を使うには、まず「予測」機能を有効化する必要があります。

  1. 予測を有効化する 設定 → クイック検索で「予測設定」と入力 →「予測を有効化」をオンにする
  2. 予測の種類と期間を選択する 「売上予測の種類」で「商談売上」を選択。集計期間(月別・四半期別)を設定する
  3. クォータを有効化する 予測設定画面の「クォータを表示」をオンにする。これでクォータの入力欄が表示されるようになる
  4. 予測ユーザーにロールを割り当てる 予測機能を使うユーザーに適切なロール(営業担当・マネージャーなど)が設定されていることを確認する。ロール未設定のユーザーは予測に表示されない
  5. 「予測」タブからクォータを入力する 「予測」タブ → 月を選択 → 担当者ごとのクォータ欄に金額を入力して保存する

予測カテゴリで商談をグルーピングする

Salesforceの予測機能では、商談フェーズに紐付いた予測カテゴリで商談を分類します。よく使う4つのカテゴリは以下のとおりです。

予測カテゴリ 意味 典型的な対応フェーズ
クローズ済み 受注が確定した商談 受注・クローズ
コミット ほぼ確実に受注できると見込む商談 見積・最終交渉
ベストケース うまくいけば受注できる商談 提案・ヒアリング
パイプライン まだ初期段階の見込み商談 アプローチ・ニーズ確認

ダッシュボードで予実比較を可視化する

クォータを設定したら、ダッシュボードに「クォータvs実績」グラフを追加しましょう。レポートで「クォータ合計」と「受注金額合計」を並べると、チーム・個人・月別の達成率を一画面で確認できます。週次の営業会議でこの画面を開く習慣をつけると、目標管理の精度が上がります。

クォータはロール階層がないと集計されない

予測機能でチーム合計のクォータを表示するには、マネージャーのロールに部下が紐付いている必要があります。ロール設定が不完全だと、個人のクォータが表示されてもチーム集計が正しく動きません。クォータ設定前にロール階層を確認しておきましょう。