4種類のレポートタイプ——一覧と特徴
Salesforceのレポートには次の4種類があります。それぞれ「データの見せ方」が異なります。
4種類の比較表
主な違いを機能面で比較すると次のとおりです。
| 機能 | 表形式 | 集計 | マトリックス | 結合 |
|---|---|---|---|---|
| レコード一覧表示 | ○ | ○ | × | × |
| グループ別の集計・小計 | × | ○ | ○ | ○ |
| 行・列2軸のクロス集計 | × | × | ○ | × |
| ダッシュボードのグラフに使える | × | ○ | ○ | × |
| 複数オブジェクトの並列表示 | × | × | × | ○ |
| 難易度 | 低 | 低〜中 | 中〜高 | 高 |
ダッシュボードに載せるなら「集計」か「マトリックス」が必須
表形式のレポートはダッシュボードのグラフに使えません。「レポートをダッシュボードに表示したい」と考えているなら、最初から集計またはマトリックスを選びましょう。
タイプ別の活用シーン
実務でどのタイプを選ぶかの判断は、「何を知りたいか」で決まります。
レポート作成の基本手順(集計タイプの例)
初めてレポートを作る場合は、最もよく使う「集計」タイプで試してみましょう。
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「レポート」タブ →「新規レポート」をクリック レポートタイプを選ぶ画面が表示されます。「商談」「取引先」など、集計したいオブジェクトを選択します。
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フォーマット(タイプ)を「集計」に設定 レポートビルダー上部の「フォーマット」ドロップダウンから「集計」を選択します。
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グループ化する項目をドラッグして設定 「グループ行を追加」エリアに、集計軸にしたい項目(例:担当者名、フェーズ、月)をドラッグします。ここで選んだ項目ごとに小計が出ます。
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集計する数値項目を追加して保存 列に「金額」「件数」など集計したい項目を追加し、小計行に表示する集計関数(合計・平均など)を設定します。名前をつけて保存すれば完成です。
レポートタイプを後から変更できるか
レポートのフォーマット(タイプ)は、作成後でも変更可能です。ただしマトリックス→表形式に変えるとグルーピング設定が失われるなど、データの一部がリセットされる場合があります。
最初から「ダッシュボードに使う予定があるか」「クロス集計が必要か」を確認してからタイプを選ぶと、作り直しを防げます。
レポートタイプ(Report Type)と混同しやすい点
Salesforceには「レポートタイプ」という設定が別にあります。これは「どのオブジェクトのデータを集めるか」を定義するもので、今回解説した「表形式・集計・マトリックス・結合」という形式の選択とは別物です。
初心者が混乱しやすいポイントなので整理すると:
- レポートの形式(フォーマット):表形式・集計・マトリックス・結合。データの見せ方の選択。
- レポートタイプ(Report Type):「商談」「取引先と取引先責任者」など、どのオブジェクトからデータを取るかの設定。
まず「何のデータを見たいか(Report Type)」を選び、次に「どう見せたいか(フォーマット)」を選ぶ——この順番で考えると迷いません。