ダッシュボード共有の基本:フォルダの仕組み
Salesforceのダッシュボードはフォルダに格納して管理します。フォルダに対して「誰が見られるか」「誰が編集できるか」を設定することで、チームへの共有を制御します。
フォルダには3種類のアクセス権限を設定できます。
| 権限レベル | できること | できないこと |
|---|---|---|
| 閲覧者 | ダッシュボードを見る | 編集・削除・新規追加 |
| 編集者 | 閲覧+ダッシュボードの編集・新規作成 | フォルダの削除・権限変更 |
| 管理者 | すべての操作(フォルダ削除・権限変更を含む) | — |
ダッシュボードをチームに共有する手順
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ダッシュボードを格納するフォルダを作成する 「ダッシュボード」タブ → 左サイドバーの「新規フォルダ」をクリック。フォルダ名は「営業チーム」「経営報告」など用途がわかる名前にする
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フォルダの共有設定を開く フォルダ名の横にある「▼」メニューから「フォルダを共有」を選択する
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共有相手と権限を設定する 「ユーザー」「ロール」「公開グループ」「ロールと部下」から共有先を選び、権限レベル(閲覧者・編集者・管理者)を設定して保存する
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ダッシュボードを対象フォルダへ移動または保存する 作成済みのダッシュボードは「名前を変更・移動」から移動できる。新規作成時は保存先フォルダを選択する
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実行ユーザーを設定する ダッシュボードの「編集」→「プロパティ」から実行ユーザーを設定する。これがデータの見え方を決める重要な設定(次のセクションで詳しく説明)
「ロールと部下」で組織階層ごとに共有できる
共有先に「ロールと部下」を選ぶと、たとえば「営業部長」のロールに設定するだけで、営業部長と配下の営業担当全員にまとめて共有できます。メンバーが増えても追加設定不要で、運用が楽になります。
実行ユーザーの設定——データの見え方を決める重要設定
ダッシュボードの「実行ユーザー」とは、ダッシュボードのデータを誰の権限で表示するかを決める設定です。閲覧者自身のデータ権限ではなく、実行ユーザーのデータ権限でダッシュボードが描画されます。
「管理者」を実行ユーザーに固定すると、本来見せるべきでない他部門や全社のデータが一般ユーザーにも見えてしまいます。共有前に、実行ユーザーと閲覧者の組み合わせで想定通りのデータが表示されるか必ず確認してください。
どんな場面でダッシュボード共有が役立つか
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週次営業会議での進捗確認 会議前にダッシュボードを共有しておくと、全員が同じ数字を見ながら議論できる。印刷・Excel不要で情報鮮度が高い
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経営幹部への月次報告 売上・商談件数・受注率をまとめた経営ダッシュボードを役員フォルダに共有。リアルタイムで数字を確認できる
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担当者ごとの個人KPI管理 動的ダッシュボードで各自が自分の数字だけを確認できるようにする。マネージャーが個別に数字を伝える手間がなくなる
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ダッシュボードをホームページに設定 Salesforceログイン直後に特定のダッシュボードが表示されるようにすると、チームが自然と数字を見る習慣がつく
ダッシュボードが見えない・共有できないときの対処法
「共有設定をしたはずなのに相手に見えない」という場合、次の点を確認してください。
- フォルダの共有先が正しく設定されているか——ダッシュボードではなくフォルダに対して共有設定を行う必要がある
- 閲覧者がレポート・ダッシュボード機能にアクセスできるか——プロファイルで「ダッシュボードの実行」権限が付与されているか確認する
- 実行ユーザーが削除または非アクティブになっていないか——実行ユーザーが無効化されると、ダッシュボードが正常に表示されなくなる
- 動的ダッシュボードのライセンス上限に達していないか——動的ダッシュボードはエディションによって作成数に上限がある(Enterpriseは5個まで等)