ダッシュボード共有の基本:フォルダの仕組み

Salesforceのダッシュボードはフォルダに格納して管理します。フォルダに対して「誰が見られるか」「誰が編集できるか」を設定することで、チームへの共有を制御します。

ダッシュボードフォルダの例
📁 営業チーム共有ダッシュボード 共有
📁 経営幹部向けKPIボード 共有
📁 管理者専用ダッシュボード 非公開
📁 私のダッシュボード(個人) 個人用

フォルダには3種類のアクセス権限を設定できます。

権限レベル できること できないこと
閲覧者 ダッシュボードを見る 編集・削除・新規追加
編集者 閲覧+ダッシュボードの編集・新規作成 フォルダの削除・権限変更
管理者 すべての操作(フォルダ削除・権限変更を含む) —

ダッシュボードをチームに共有する手順

  1. ダッシュボードを格納するフォルダを作成する 「ダッシュボード」タブ → 左サイドバーの「新規フォルダ」をクリック。フォルダ名は「営業チーム」「経営報告」など用途がわかる名前にする
  2. フォルダの共有設定を開く フォルダ名の横にある「▼」メニューから「フォルダを共有」を選択する
  3. 共有相手と権限を設定する 「ユーザー」「ロール」「公開グループ」「ロールと部下」から共有先を選び、権限レベル(閲覧者・編集者・管理者)を設定して保存する
  4. ダッシュボードを対象フォルダへ移動または保存する 作成済みのダッシュボードは「名前を変更・移動」から移動できる。新規作成時は保存先フォルダを選択する
  5. 実行ユーザーを設定する ダッシュボードの「編集」→「プロパティ」から実行ユーザーを設定する。これがデータの見え方を決める重要な設定(次のセクションで詳しく説明)

「ロールと部下」で組織階層ごとに共有できる

共有先に「ロールと部下」を選ぶと、たとえば「営業部長」のロールに設定するだけで、営業部長と配下の営業担当全員にまとめて共有できます。メンバーが増えても追加設定不要で、運用が楽になります。

実行ユーザーの設定——データの見え方を決める重要設定

ダッシュボードの「実行ユーザー」とは、ダッシュボードのデータを誰の権限で表示するかを決める設定です。閲覧者自身のデータ権限ではなく、実行ユーザーのデータ権限でダッシュボードが描画されます。

固定実行ユーザー
管理者を実行ユーザーに設定
閲覧者が誰であっても、管理者が見えるデータをもとにダッシュボードが表示される。チーム全体の数字を一画面で見せたいときに使う
→ 全社KPI・経営報告向き
実行ユーザーの設定ミスがデータ漏洩につながることがある

「管理者」を実行ユーザーに固定すると、本来見せるべきでない他部門や全社のデータが一般ユーザーにも見えてしまいます。共有前に、実行ユーザーと閲覧者の組み合わせで想定通りのデータが表示されるか必ず確認してください。

どんな場面でダッシュボード共有が役立つか

ダッシュボードが見えない・共有できないときの対処法

「共有設定をしたはずなのに相手に見えない」という場合、次の点を確認してください。