Salesforceのキャンペーンとは
Salesforceのキャンペーンとは、マーケティング施策(展示会・メール配信・セミナー・Web広告など)を1つの「箱」として管理するオブジェクトです。その施策に接触した見込み客(リード・取引先責任者)を「キャンペーンメンバー」として紐づけることで、施策の効果を追跡できます。
さらに、キャンペーンメンバーが商談になった場合に「このキャンペーンが貢献した」と記録できるため、マーケティング投資対効果(ROI)の可視化が可能になります。
こんな施策で活用できる
キャンペーンの主な項目
キャンペーンを作成する際に設定する主な項目を確認しましょう。
| 項目 | 内容・入力例 |
|---|---|
| キャンペーン名 | 「2026年9月 製造業向け展示会」など、施策を特定できる名前 |
| タイプ | 展示会・Eメール・セミナー・Web・広告など(選択リスト) |
| ステータス | 計画中・実施中・完了・中止など |
| 開始日・終了日 | 施策の実施期間 |
| 予算・実績コスト | 施策にかけた費用。ROI計算に使う |
| 見込み収益 | このキャンペーン経由で期待する売上金額 |
| 説明 | 施策の目的・ターゲット・使用チャネルなど |
キャンペーンの作成手順(3ステップ)
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「キャンペーン」タブから「新規」をクリック Salesforceのナビゲーションから「キャンペーン」を開き、「新規」ボタンをクリックします。キャンペーンタブが見当たらない場合は、Lightningアプリのナビゲーション設定に追加しましょう。
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基本情報・予算・期間を入力して保存 キャンペーン名・タイプ・ステータス・開始終了日・予算を入力します。コストと見込み収益を入力しておくと、後でROIを自動計算できます。
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キャンペーンメンバーを追加する 保存後のキャンペーン詳細画面にある「キャンペーンメンバー」関連リストから、リードや取引先責任者を追加します。CSVインポート・既存のレポートから追加・個別追加の3通りの方法が使えます。
キャンペーンメンバーのステータス管理
各メンバーには「キャンペーンメンバーのステータス」を設定できます。施策の種類によって適切なステータスは異なりますが、一般的な例は次のとおりです。
- 招待済み:案内を送った段階
- 送信済み:メール・DMを送付した段階
- 参加:セミナーや展示会に参加した
- 反応あり:メールを開封・クリックした、問い合わせをした
- 反応なし:アプローチしたが反応がなかった
ステータスは施策に合わせてカスタマイズ可能です。「反応あり」のメンバーだけをリストビューで絞り込んで優先フォローするといった使い方もできます。
ROIをSalesforceで自動集計する
キャンペーンに予算・実績コストを入力し、商談の「主要キャンペーンソース」にキャンペーンを紐づけておくと、Salesforceがキャンペーンごとの収益貢献を自動集計します。
このようなデータがキャンペーンレコード上にまとまることで、「来年も同じ展示会に出るべきか」という判断を数字で行えるようになります。
Web-to-リードと組み合わせると完全自動化できる
Web-to-リードのフォームに隠しフィールドで `Campaign_ID` を追加しておくと、フォーム送信時に自動でキャンペーンメンバーとして登録されます。「広告LP→問い合わせ→キャンペーン登録→商談化」の流れを手作業なしで追跡できます。
1つの商談に貢献したキャンペーンが複数あっても、「主要キャンペーンソース」として紐づけられるのは1件だけです。複数施策の貢献度を詳細に分析したい場合は、有償オプション「Salesforce Pardot(Marketing Cloud Account Engagement)」のアトリビューション機能を検討しましょう。
キャンペーン階層(親子構造)の活用
複数のキャンペーンを「親キャンペーン」でまとめることができます。たとえば「2026年マーケティング施策」を親とし、「9月展示会」「10月ウェビナー」「11月メール配信」を子キャンペーンとして紐づけると、年間施策全体の集計をまとめて確認できます。大きな施策を複数サブ施策に分けて管理したい場合にも有効です。