Path機能とは何か

Pathは、レコードページの上部にフェーズ(ステップ)を横並びに表示する機能です。現在のフェーズが強調表示され、前後のフェーズも一目で確認できます。

アプローチ
ヒアリング
提案
見積提出
受注

▲ 現在のフェーズ(提案)が青く強調表示される

さらにPathでは、各ステップに「このフェーズでやるべきこと」を文章で設定できます。営業担当者がフェーズを選択すると、その内容がガイダンスとして画面に表示される仕組みです。

提案フェーズ — ガイダンス
このフェーズで確認すること
  • 顧客の予算・決裁者・導入時期を確認する
  • 競合他社との比較状況を把握する
  • 提案資料を送付し、次回の打ち合わせ日程を設定する

Pathが役立つ場面

🧑‍💼
新人の育成
「次に何をすべきか」のガイダンスが画面に出るため、先輩への確認なしで行動できる
📋
プロセスの標準化
ベテランと新人の行動を揃えられる。「自己流の営業」を防ぎ、組織の再現性を高められる
🔍
フェーズ更新の促進
パスが目立つ位置に表示されるため、フェーズを更新しないまま放置されにくくなる
📊
マネジャーの確認
現在のフェーズが一目で分かるため、マネジャーが1on1で商談状況を確認しやすくなる

Pathの設定手順

  1. 設定 →「パス設定」を開く 歯車アイコン →「設定」→ クイック検索で「パス設定」と入力 → 「パス設定」を開く
  2. 「新規」ボタンでパスを作成する パス名(例:商談フェーズパス)、オブジェクト(例:商談)、項目(例:フェーズ)を選択して作成を開始する
  3. 各ステップにガイダンスを入力する フェーズごとに「重要フィールド」と「ガイダンステキスト」を入力する。省略しても表示はされるが、ガイダンスが空だと画面に何も出ない
  4. 「有効化して次へ」をクリックする パスを有効化する。有効化しないとレコードページに表示されない
  5. レイアウトにPathコンポーネントを追加する Lightning アプリケーションビルダーで対象オブジェクトのページを開き、「パス」コンポーネントをドラッグして配置する

「重要フィールド」でチェック項目を指定できる

各ステップの「重要フィールド」に項目を指定すると、そのフェーズ表示時に指定した項目が自動で表示されます。「提案フェーズでは決裁者と予算を必ず確認する」といったチェック運用をUIで実現できます。空欄のままでも構いませんが、記入することでPathの活用効果が高まります。

PathとOpportunityのフェーズ運用を合わせるコツ

組み合わせる機能 効果
Validation Rule 特定のフェーズへ進む際に必須項目の入力を強制できる。Pathのガイダンスと組み合わせると「見て分かる・入力が必須になる」の両立が可能
Flow(自動化) フェーズが更新されたタイミングで自動的にタスクを作成したり、メール通知を送ったりできる
ダッシュボード フェーズ別の商談件数・金額をグラフ化することで、どのフェーズで案件が滞っているかを把握できる
ガイダンスは「短く・具体的に」書かないと読まれない

ガイダンス欄に長文を書いても、営業担当者は読み飛ばします。1フェーズあたり「箇条書き3〜5行」に絞るのが定着のポイントです。最初は「このフェーズで必ず確認する3つのこと」だけを書き、反応を見ながら内容を改善していくのが現実的な進め方です。