Path(パス)とは
Pathとは、商談フェーズやケースステータスなどの選択リスト項目を、レコード画面の上部にステップバー形式で表示する機能です。現在どのフェーズにいるかが一目で分かり、各フェーズをクリックすると「Key Fields(重要項目)」や「Guidance for Success(成功のガイダンス)」を表示できます。
以下のようなステップバーがレコードページの上部に表示されます。
Pathの主な機能
Pathを使いたい主なシーン
| オブジェクト | 適用する選択リスト項目 | 活用シーン |
|---|---|---|
| 商談 | フェーズ(Stage) | 営業プロセスの標準化・フェーズ別チェックリスト |
| ケース | ステータス | 問い合わせ対応フローの可視化・対応漏れ防止 |
| リード | リードステータス | リード育成ステップの管理・次のアクション明確化 |
| カスタムオブジェクト | 任意の選択リスト | 発注フロー・プロジェクト進行管理など独自プロセスの可視化 |
設定手順(4ステップ)
設定はSalesforceの管理画面から行います。システム管理者権限が必要です。
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設定から「パス設定」を検索して開く 設定の検索ボックスで「パス設定」と入力 →「パス設定」をクリック。「パスを有効化」がオンになっていることを確認してから「新規」ボタンで作成を開始します。
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オブジェクト・レコードタイプ・選択リスト項目を選ぶ パス名を入力し、対象のオブジェクト(例:商談)・レコードタイプ・フェーズ管理に使う選択リスト項目(例:フェーズ)を選択します。
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各フェーズにKey FieldsとGuidanceを設定 フェーズを1つずつ選択し、そのフェーズで表示したい重要項目(Key Fields)と、ガイダンステキストを入力します。「次へ」で全フェーズを設定したら保存します。
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ページレイアウトまたはLightningページにPathコンポーネントを追加 App Builder(ページ編集画面)を開き、「パス」コンポーネントをレコードページにドラッグして追加します。保存・有効化するとユーザーの画面に表示されます。
ガイダンス(Guidance for Success)の書き方
Pathの効果を最大化するのがガイダンスの内容です。「このフェーズで何をすべきか」を具体的に書くことで、営業プロセスを標準化できます。
ガイダンスに書くと効果的な内容
・このフェーズで必ず確認すること(例:「予算・決裁者・導入時期を確認済みか」)
・次フェーズに進む前の条件(例:「見積書を送付し、先方の受け取りを確認する」)
・よくある失敗パターン(例:「担当者だけでなく決裁者への確認を忘れずに」)
・使えるテンプレートや参考リンク(例:「提案書テンプレートはここ:〇〇」)
ガイダンスに全情報を詰め込むと、現場では読み飛ばされます。各フェーズで最重要な確認事項を3〜5点に絞り、箇条書きで書くのが定着のコツです。
PathとFlowの組み合わせ
Pathはフェーズ変更のUIを改善する機能ですが、Flowと組み合わせるとフェーズ変更時に自動でアクションを実行できます。たとえば「フェーズが"成約"に変わったら請求書作成タスクを自動生成する」「"失注"に変わったら失注理由の入力を促すポップアップを表示する」といった自動化が可能です。
Pathは「見える化」、Flowは「自動化」と役割を分けて組み合わせると、営業プロセス全体の品質と効率を高められます。
定着させるための運用ポイント
- フェーズの定義を先に決める:Pathを設定する前に、各フェーズの「入り口条件・出口条件」をチームで合意しておく。
- ガイダンスは現場の声を入れる:管理者だけで書くより、ベテラン営業担当者の知見を入れると実用性が上がる。
- 定期的に内容を見直す:ガイダンスは一度書いて終わりにせず、四半期ごとに内容を更新して鮮度を保つ。