Lightningアプリとは
Lightningアプリとは、Salesforce画面の上部ナビゲーションバーに表示するタブ(オブジェクト・ページ・ダッシュボードなど)をまとめたセットです。ユーザーは右上のアプリランチャー(9つの点のアイコン)から使いたいアプリを切り替えられます。
Salesforceには最初から「Sales」「Service」などの標準アプリが用意されていますが、自社の業務に合わせてカスタムアプリを作成することもできます。
たとえば、営業チーム向けのナビゲーションはこのようなイメージです。
部門別アプリの設計例
中小企業でよく使われる部門別アプリの構成例を紹介します。
Lightningアプリの作成手順(4ステップ)
-
設定から「アプリケーションマネージャー」を開く 設定の検索ボックスで「アプリケーション」と入力 →「アプリケーションマネージャー」を開き、右上の「新規 Lightning アプリケーション」をクリックします。
-
アプリ名・アイコン・色を設定 アプリ名(例:営業アプリ)・アプリランチャーに表示するアイコン・カラーを選択します。ブランドカラーに合わせることもできます。
-
ナビゲーションバーに表示するタブを追加 「ナビゲーション項目を選択」画面で、表示したいオブジェクト・カスタムページ・ダッシュボード・外部URLなどを追加します。順番もドラッグで変更できます。
-
プロファイルを割り当てて保存 「ユーザープロファイルを割り当て」画面で、このアプリを使うユーザーのプロファイルを選択します。営業担当者プロファイルに「営業アプリ」を割り当てる、といった形です。保存すると即座に反映されます。
ナビゲーションに追加できるもの
ナビゲーションバーに追加できる項目はオブジェクトだけではありません。
| 種類 | 具体例 |
|---|---|
| 標準・カスタムオブジェクト | 商談、取引先、カスタムの発注管理オブジェクトなど |
| Lightningコンポーネントページ | App Builderで作成したカスタムホームページなど |
| ダッシュボード | 営業ダッシュボード・在庫ダッシュボードなど特定のダッシュボードを固定表示 |
| Visualforceページ | 既存のVisualforceで作ったカスタム画面 |
| 外部URL | 社内Wiki・GoogleドライブフォルダなどのURLを埋め込む |
| ユーティリティバー | 画面下部に固定表示するメモ・電話・ToDoなどの補助ツール |
ユーティリティバーを使うと作業効率が上がる
Lightningアプリにはナビゲーション以外に「ユーティリティバー」を設定できます。画面の下部に常時表示される補助バーで、メモ・履歴・ToDoリストなどをドロワー形式で呼び出せます。電話連携(CTI)を使っている場合は、ここにソフトフォンを置くと便利です。
標準アプリとカスタムアプリの使い分け
Salesforceが標準で提供する「Sales」「Service Console」などのアプリは、機能が豊富なぶんメニューが多くなりがちです。小規模チームや特定業務に特化して使う場合は、カスタムアプリで必要なタブだけを絞り込むほうが現場の定着率が上がります。
アプリの切り替えはユーザー自身もアプリランチャーから行えますが、プロファイルで表示するアプリを制限することも可能です。「営業担当者には管理アプリが見えないようにする」といった制御を組み合わせると、誤操作防止にもなります。
既存アプリの編集と整理
アプリケーションマネージャーでは、すでに使っているアプリのナビゲーションを後から編集することもできます。「最近使わなくなったタブを外す」「新しいカスタムオブジェクトを追加する」といった見直しを定期的に行うと、Salesforceが使いやすい状態を保てます。
標準アプリ(Salesforceが提供するもの)は直接編集できませんが、複製してカスタマイズすることは可能です。